初めての大腸内視鏡検査に行ってきました。
なんとか無事に検査を終えることができたので、体験レポートをまとめます。アラサー女の大腸内視鏡体験記です。
この体験レポートは、
- 初めての内視鏡検査、不安だよ~!
- お尻に管突っ込まれるとかどうなの~?!
- あぁぁーなんか怖いな~!
そんな人に向けて書きます。
とりあえず自分が不安だったこと、聞きたかったことをざっくりまとめました。検査を控えて不安になっている方の参考になったら嬉しいな…という気持ち。
大腸検査ということで、一部お下品な表現があります。ご注意くださいませ。
※病院によって検査内容や薬の服用方法には違いがあります。疑問点は、担当医師に確認してください。
目次
大腸検査のギモンにズバリお答え!
まずは気になる質問から。一問一答的なやつです。
初めての大腸内視鏡、痛かった?
痛いというより、異物感がすごくて苦しかったです…!
でも、先生が上手だったようで、耐えられない痛みはありませんでした。
先生によると、個人差が大きいみたいです。私の腸管は丈夫だったのかも?
麻酔は使った?
麻酔はお尻の穴にチュチュチュッと塗っただけでした。
ベッドにチューブが転がっていたので、おそらくそれかな? 日焼け止めみたいな形。
眠り薬や鎮痛剤はなし(点滴とか注射とか書いてある体験談を読んだので、覚悟して行ったのですが、全然そんな気配なしでした)。
検査時間は?
15~20分くらいで終了。
思った以上に早くてびっくり。人によっては1時間くらいかかる場合もあるのだとか。私の場合はかなりスムーズだったみたいです。
費用は?
5千円ちょっとでした。
検査料:1550点
検査前投与:223点(下剤2種類)
検査の流れは?
検査前日(自宅)
夕食は午後7時までに(食事制限はなし。ただし消化の悪いものは食べちゃダメ)
午後7時以降:絶食
午後8時:ピコスルファート1本をコップ2杯以上の水で飲む
検査当日(自宅)
朝から絶食
午前7時~、モビプレップを服用
病院へ(午後から検査でした)
受付をして、問診票を記入
↓
先生(検査スタッフ?)による簡単な問診
↓
いよいよ検査へLet’s go!
↓
再び待合室で待機
↓
お会計をして終了
事前に説明があったので安心&心強かった…!
大腸内視鏡検査を受けることに決まった日、看護師さんから詳しい説明がありました。下剤の飲み方や注意点もしっかり説明してもらえたので、ちょっと安心。困ったことがあったら、こちらに電話してくださいと案内もあったので、心強かったです(といっても、やっぱり不安でしたけど)。
大腸内視鏡検査・体験レポート
感想なども含めてもう少し詳しくレポートしていきます。
前日(朝4時がヤバさのピーク)
午後6時頃、夕食(素うどん)
水かお茶は飲んでOK!
午後8時に下剤を飲む。
下剤①ピコスルファートの飲み心地、味など
看護師さんの説明によると「大きめのマグカップ1杯でOK」とのことでしたが、何となく不安で、マグカップ2杯を用意。
で、マグカップの一つに下剤を入れて、下剤を入れた水を飲みながら、もう一つのカップを飲むやり方で服用(合計300ml)。
下剤の味は、それほどクセはなし。薬品っぽい匂いはあったかな。
次に服用する予定の水(モビプレップ用に冷やしておいた水)を使用。それが勝因かな? ぬるい水だと飲みにくかったかも。
で、このピコスルファート、数滴たらす的なことが書いてあり不安になったのですが、1本丸々入れてOK。最初もらった説明の紙にちゃんと書いてあったです。
そして朝4時、ピンチに陥る!
ピコスルファートを飲んだ後がヤバかった!!! 朝4時頃に不快感が生じて、トイレへ。柔らかうんち排泄。その後もビチビチ×3回ほど。
お腹が痛くて、フラフラ、朦朧として「もうダメ、病院行くとかムリ」と本気で思いました。ホントまじで無理だった…。
検査全体をふり返って、ここがピークだったなぁ。
当日
あまり眠れず。でも最悪の状態は脱して、新たなる下剤に挑みます。
当日は食事なし。水とお茶は飲んでOK。
下剤②モビプレップの準備、飲み心地、味
朝7時頃モビプレップを服用開始(病院で飲む人もいるようです)。
モビプレップの貫通させるやつは、グッと力を入れて大丈夫(ビビって恐る恐るやっていたら全然貫通しなかった)。
水を入れるときは、じょうご(ろうと)を使うとうまくできます。
これを3時間くらいかけて飲みました。
モビプレップの味は、塩気があって甘ったるいポカリっぽい感じ。口に入れた瞬間、塩水を飲んじゃったような感じで、その後甘ったるいような何とも言えないトロっと感がやってきます。
ぬるい水だと絶対まずいと思われ。1リットル飲むのはかなりキツそう。
冷たい水で口にしたとき、「まずっ」と思ったり「あれ?意外と美味しいかも?」と思ったり、味の感じ方が不安定。
けど、また飲みたいかと言われたら「もういいです」と答えるので、美味しいとは言えないということなのでしょうね。
病院へGO!
受付をしてあらかじめ記入しておいた同意書を提出、問診票に記入。
待合室でしばし待つ。
先生(研修医?検査スタッフ?)から簡単な問診(問診票の確認)と検査の説明をさらっと。
検査室へ!
スタッフさんに呼ばれ、検査室に入る(すごい機械がどどーんとお目見えで怯む)。
使い捨ての検査着(お尻に割れ目が入っている)に着替える。(下はすっぽんぽん、上はブラをしていてもOK、タンクトップはOKかわからなかったので脱いだ。病衣の下はブラだけの状態、靴・靴下も脱ぎ脱ぎ)
ベッドに横たわる(横向き)。
名前と生年月日の確認。
いよいよ検査開始!
「めっちゃ怖いんですけど~」的なメッセージを伝えると、「え~そうなの~(笑)」と先生笑顔(そりゃ先生はただの日常業務かもしれないけれども!)。
まずおしりに麻酔?を塗られます。
いざ、カメラを突っ込む!
腸の角の部分に当たときに「痛い」となる人が多いと聞いていましたが、痛みより異物感がすごく気持ち悪い。圧迫感があって苦しい感じ。
上に上がってくるほど苦しさが強くなるけど、耐えられないほどではないです。
頭上のモニターで自分の腸内を眺める余裕もあり。
途中で体勢をチェンジ。体を仰向けにして足を組むよう指示されます。検査スタッフのお姉さんもサポートしてくれます。
そこからさらに進むわけですが、そのあたりから肛門がじんじんしてきます。まだ耐えられる余裕はあるけど「もう早く抜いてくれ~!」という気持ち。
腸内のカスを洗浄しながら撮影。水分は吸い取ってくれてるのかな?
検査終了間際、肛門の写真を撮るときにグリグリとされたのがちょっとつらかったです……。
カメラを抜かれた後は「はぁ~……」とグッタリ。思った以上にエネルギー消耗。
ベッドの惨状を見る余裕はなかったけれど、多分かなりぐちょぐちょだったと思われます。
病衣のお尻の部分はベタベタ。でも、思ったほど大事故にはなってなかったです。おなか下してうんこちょっと漏らしちゃったぐらいの感じ?(もう何年も漏らしてないけど)
お尻を拭くタオル(温かい)をもらって、着替えます。
タオルや病衣はそのままゴミ箱にポイ。
検査室を出て、再び待合室で待機
先生から呼び出され、診察室?で再びお話を聞きます。
今後の方針について相談、次回の予約を取るなど。
もっとフラフラでヤバい感じになるかと思いきや、意外とフツー。
後日受けた胃カメラの方がよっぽど死にそうでしたね、ハイ。
お会計をして終了
無事に終わって何より……。お疲れ様でした。
大腸内視鏡検査を受けた感想まとめ
よかったこと
思っていたより全然痛くありませんでした(怯えすぎだったのかも)。
検査30分前より早くに到着して余裕があったのはよかったかな、気持ち的に。
検査するにあたって、かなり念入りにモビプレップを飲んでおいたのがよかったっぽい(カスを取り除くのがラク?時間も短縮されたかも。わからないけど)。
悪かったこと
前日の下剤が一番効きました。先ほども書きましたが、朝4時頃から不快感が生じてフラフラに。
本当に絶望的なほどに意識が朦朧としてヤバかったです。でも、ここがピーク。これを上回る苦痛はありませんでした。
だから、そんなにビビらなくても大丈夫!(といっても個人差があるようですが……)
ふり返ってみれば、楽しかった(ような気がします。非日常体験はエキサイティング!)。
事前に準備しておいてよかったこと
- 2リットルの水を冷やしておく
- 前日~当日の服用の流れを確認しておく
- 当日の服など、すべて前日(下剤服用前)に準備しておく
- 陰毛の処理
ケツ毛は処理した方がいいのか的な疑問もありましたが、下手に処理して失敗するよりは、そのままにしておいた方がいいと思います。
先生やスタッフさんは、流れ作業でやってるだけなので、何か異常がない限り、気にすることはないと思います。牛や豚の加工処理工場で働く人たちと同じです。我らはベルトコンベアで運ばれてくる牛や豚です。そう思うと、気も楽になるのではないでしょうか。
あったらいいなと思ったもの
- 柔らかいトイレットペーパー
何度もお尻を拭くので、最後の方ちょっと痛くなってきます。
でも、わざわざ買うほどではないのかなという感もあり。
気になる方は用意しておくといいと思います。
必要なかったもの
- 予備のパンツ
予備のパンツとライナーを持っていきましたが、まったく必要ありませんでした。でも、一応持っておくと安心ではありますよね。
今回は付き添いがいなくても大丈夫そうな状態でしたが、、眠り薬(鎮静剤?)を使う場合もあるようなので、できれば誰かに付き添ってもらうのがよさそうです。