2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻した。プーチンの戦争が止まらない。
連日、衝撃的な映像が飛び込んでくる。胸が痛い。もどかしさと無力感を持て余すばかりだ。そんな自分にできることといえば、寄付ぐらい。寄付しよう。寄付するぞ。
しかしながら、どこに寄付すればいいの? できることなら思いつくところすべてに寄付したいところだけれども、お金に余裕があるわけではないので、選ばざるを得ない。赤十字? 国境なき医師団? ユニセフ? WFP?
ハフポストに寄付金の受付窓口リストがまとめられていたけれども、たくさんあって選べない。ので、ざっと調べてみることにした。
【ウクライナ支援】寄付金の受付窓口のリスト。大使館、赤十字から「国境なき医師団」まで | ハフポスト NEWS
これを機に、支援についていろいろと考えていきたい。そのための備忘録を兼ねて。
目次
日本ユニセフ協会: 子どもの命と権利を守るための支援
ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)は、すべての子どもの命と権利を守るため、 最も支援の届きにくい子どもたちを最優先に、約190の国と地域で活動しています。
保健、栄養、水と衛生、教育、暴力や搾取からの保護、HIV/エイズ、緊急支援、 アドボカシーなどの支援活動を実施し、その活動資金は、すべて個人や企業・団 体・各国政府からの募金や任意拠出金でまかなわれています。
ユニセフについて | 日本ユニセフ協会
子どもの命と権利を守るための支援。
ユニセフと日本ユニセフの違い
日本ユニセフ協会は、ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)と「協力協定」を結んでいる国内委員会(UNICEF National Committee)であり、日本での民間におけるユニセフ公式窓口です。(中略)ユニセフ国内委員会は、日本の他にも、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、オーストラリアなど、世界33の国と地域にあり、ユニセフ本部が提唱する「One UNICEF(ひとつのユニセフ)」の一員として活動しています。
日本ユニセフ協会に関するデマや誤情報にご注意ください|日本ユニセフ協会
WFP国連世界食糧計画(国連WFP): 食糧支援
WFP国連世界食糧計画(国連WFP)は、世界最大の人道支援機関であり、緊急時に命を救い、食料支援を通して、紛争や災害、気候変動の影響から立ち直りつつある人びとのために平和、安定、繁栄への道筋を構築しています。
国連WFPとは | World Food Programme
貧困、飢餓、不平等をなくすための支援。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR): 難民危機への支援
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:The Office of the United Nations High Commissioner for Refugees)は、第二次世界大戦後の1950年、避難を余儀なくされたり、家を失った何百万人ものヨーロッパ人を救うために設立されました。
(中略)UNHCRは、世界中の難民の保護や支援に取り組んでいます。
難民問題の拡大、複雑化に対応するため、UNHCRは、世界各地の政府、民間から支援を受けています。
UNHCR(ユーエヌエイチシーアール)とは? – UNHCR Japan
避難民や移民、 無国籍者、人身取引・暴力・虐待などが原因で移動を強いられた人々を保護する。
- 現金支給
- 食糧 ・水の医療を提供
- シェルターへのアクセスを可能にする
これらの支援により生計を支える。生活再建のサポート、教育支援も行う。
国家・地域・国際レベルでは、庇護国と本国の双方において、政策や業務、法律が国際基準に遵守されるよう働きかける。また、難民支援のための法的または政策的提言により各地のUNHCR事務所のサポートも行う。
日本赤十字社:人間のいのちと健康、尊厳を守る支援
赤十字は、アンリー・デュナン(スイス人:第一回ノーベル平和賞受賞者)が提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界192の国と地域に広がる赤十字・赤新月社のネットワークを生かして活動する組織です。
日本赤十字社はそのうちの一社であり、西南戦争における負傷者救護で初めての活動を行って以来、国内外における災害救護をはじめとし、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動しています。
赤十字について|日本赤十字社
国際人道法にもとづき、戦争、内戦または国内騒乱の犠牲者に対し人道的支援を行う。
「人間の生命は尊重されなければならないし、苦しんでいる者は、敵味方の別なく救われなければならない」という「人道」こそが赤十字の基本
赤十字の7原則|赤十字について|日本赤十字社
国境なき医師団:緊急医療援助
国境なき医師団(Médecins Sans Frontières=MSF)は、民間で非営利の医療・人道援助団体です。紛争や自然災害、貧困などにより危機に直面する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けています。
医療援助と同時に、現地で目の当たりにした人道危機を社会に訴える「証言活動」も国境なき医師団の使命です。
国境なき医師団とは | 国境なき医師団
命の危機に瀕する人びとに無償で医療を提供する。
国境なき医師団は苦境にある人びと、天災、人災、武力紛争の被災者に対し人種、宗教、信条、政治的な関わりを超えて差別することなく援助を提供する。
国境なき医師団は普遍的な「医の倫理」と人道援助の名の下に、中立性と不偏性を遵守し完全かつ妨げられることのない自由をもって任務を遂行する。
国境なき医師団のボランティアはその職業倫理を尊び、すべての政治的、経済的、宗教的権力から完全な独立性を保つ。
国境なき医師団のボランティアはその任務の危険を認識し国境なき医師団が提供できる以外には自らに対していかなる補償も求めない。
憲章 | 国境なき医師団とは | 国境なき医師団
セーブ・ザ・チルドレン:子どもの権利を守る活動
セーブ・ザ・チルドレンは、日本を含む約120ヶ国で子ども支援活動を行う民間・非営利の国際NGOです。
約100年にわたり、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現された世界を目指し、緊急・人道支援、保健・栄養、教育、子どもの保護、防災などの分野で活動しています。
活動の紹介|セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
自然災害や紛争における緊急人道支援、保健・栄養・教育などの分野で活動。
セーブ・ザ・チルドレンは、子ども支援活動を行う、民間・非営利の国際組織です。1919年、イギリス人女性エグランタイン・ジェブによって創設されました。彼女は第一次世界大戦で荒廃したヨーロッパで、敵味方の枠を超えて、栄養不良に苦しむ敵国の子どもたちの支援に取り組みました。その活動の中で、子どもの権利に関する世界初の公式文書とされる「ジュネーブ子どもの権利宣言」を起草。その理念は、現在196の国と地域が批准する国連の「子どもの権利条約」へとつながり、世界に広がっています。
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンについて|セーブ・ザ・チルドレンとは
アドラ・ジャパン
途上国や災害被災地において開発支援や緊急支援活動を行なう国際NGO。
人間としての尊厳の回復と維持を実現することをミッションとする。
活動分野は以下の通り。
- 医療援助
- 災害救援・緊急援助
- 食料確保に向けた取り組み
- 経済開発
- 教育
キリスト教精神を基盤として活動。
団体概要、活動目的/ NPO法人 ADRA Japan (アドラ・ジャパン) / 国際協力NGO
AAR Japan(難民を助ける会)
「困ったときはお互いさま」という日本の善意の伝統に基づき設立されたAARは、紛争・自然災害・貧困などにより困難な状況に置かれている人々に必要な支援を届け、明日の社会が今日よりも豊かで希望の持てるものになるようにします。
AAR Japanについて | AAR Japan[難民を助ける会]:日本生まれの国際NGO
国内外での難民支援、弱い立場の人への長期的な支援を行う。
ピースウィンズ・ジャパン
PWJは、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する日本発のNGO(Non-Governmental Organization = 非政府組織)で、大西健丞により1996年に設立されました。
ピースウィンズ・ジャパンについて
主な活動は、「海外人道支援」「災害支援」「保護犬事業」「地域再生事業」。国内外の社会問題に取り組む。
ワールド・ビジョン
ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて開発援助・緊急人道支援・アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGOです。その活動は、アメリカ生まれのキリスト教宣教師ボブ・ピアスによって始められました。
ワールド・ビジョンとは|国際協力NGOワールド・ビジョン・ジャパン
約100カ国で開発援助や緊急人道支援、アドボカシーなどの活動を展開。宗教、人種、民族、性別にかかわらず、すべての子どもたちが健やかに成長できる世界を目指して活動している。